毎日せみが元気に鳴いていますね。そろそろ命をまっとうしてしまったせみも出てきました。あっという間に夏はすぎて、お盆が過ぎる頃には秋を感じるようになってしまいます。
息子はまだ虫がさわれません。今、樹にせみの抜け殻がいっぱい止まっていて、昨日も友達はいっぱいとって喜んでいたのに、息子は「いらない」の一点張り。無理にとは思いませんが、ちょっと虫を触る機会をこの夏にと考えています。
私は小さな頃はよく田舎に預けられていて、樹を蹴飛ばすと、ぽとぽとと虫が落ちてきたのを集めて喜んでいました。しかもあの頃は昼間でも、カブト虫やクワガタがいっぱい取れたものです。
今ではそれを買わなければならないなんて…悲しい。本当に自然を考えなければと思うことが多すぎる今日この頃。
なんとか抜け殻だけは触れるように、私ががんばるとするか。大人になるとどうも虫も子供の頃のようには触れなくなってしまって…。これは息子によくないと、奮起です。
- 今森 光彦, 遠藤 勁
- 昆虫記